バリアフリーといえば、何を心に浮かべるだろう?俺はまずスロープをイメージする。概ね誰もが知っていると思うが、段差という障壁を取り除くことができるのがスロープである。車椅子などが階段を使用せずに段差を乗り越える為の坂道状の通路である。このように一般的にはバリアフリーといえば、建バリアフリーを考える時、バリアとは何を意味しているかを考える必要がある。バリア(Barrier)の語源はbar(棒)である。一本の棒が行き手を阻む。
コレがバリアである。どんな棒を想像するかだが、それはさまざまな棒であろう。...
障害者にとってのバリアとはどんなものがあるのか。考えてみるといくつかの分類分けができる。
1.物理的バリア。 いわゆる多くの人が考えるバリアがこれである。高さや長さ、重さ、時間など本来の意味でのバリアが物理的バリアである、
2.情報のバリア。 見る、聞く、話す、嗅ぐ、味わう、触れるといったことである。視覚障害をもつ方が外出をためらう理由は視覚による情報不足がバリアとなっているのである。
3.心理的バリア。 ひとの心の中にある、不安や不確かな知識が障壁となる。周囲からの偏見、あきらめや憐憫などがあ...
1.物理的バリア。 いわゆる多くの人が考えるバリアがこれである。高さや長さ、重さ、時間など本来の意味でのバリアが物理的バリアである、
2.情報のバリア。 見る、聞く、話す、嗅ぐ、味わう、触れるといったことである。視覚障害をもつ方が外出をためらう理由は視覚による情報不足がバリアとなっているのである。
3.心理的バリア。 ひとの心の中にある、不安や不確かな知識が障壁となる。周囲からの偏見、あきらめや憐憫などがあ...
ここでは主に中途障害を持たれたケースを想定して先を進める。
事故や病気で首から下が動かなくなってしまったら・・喜ぶやつは底知れない。いないとは言い切れないが、ほとんどの場合は人生に悲観し、簡単に言えば「死んでしまいたい」という気持になって当然だと思う。
その状況下におけれてすぐに、さあ!!リハビリテーションを頑張って、少しでも人生を楽しもう!!
なんて考えられる人はほんと一握りの奇跡的なポジティブ人間だろう。
多くの場合は何をする(何も出来ないかもしれない)にも憂鬱で、こころを閉ざすだろう。しか...
事故や病気で首から下が動かなくなってしまったら・・喜ぶやつは底知れない。いないとは言い切れないが、ほとんどの場合は人生に悲観し、簡単に言えば「死んでしまいたい」という気持になって当然だと思う。
その状況下におけれてすぐに、さあ!!リハビリテーションを頑張って、少しでも人生を楽しもう!!
なんて考えられる人はほんと一握りの奇跡的なポジティブ人間だろう。
多くの場合は何をする(何も出来ないかもしれない)にも憂鬱で、こころを閉ざすだろう。しか...
そんな中、元気そうに見える方に対し、「車椅子なのにすごく元気ですね」「車椅子でもどこでも行けるんね」など、悪気はなくとも、このバリアを越えるのに必死で毎日もがいている方が聞いたらどう思うだろう。
車椅子を「ハゲ」という単語に置き換えてみるとよくわかる。「ハゲなのにすごく元気ですね」「ハゲでもどこでも行けるんですね」ハゲで悩んでる人が聞いたら傷つくだろう。
これと同じように「車椅子なのに・・」などの発言は車椅子で悩んでいる人が聞いたら大きな傷をつけてしまうのが想像できるだろう?
その人らしく生きる...
車椅子を「ハゲ」という単語に置き換えてみるとよくわかる。「ハゲなのにすごく元気ですね」「ハゲでもどこでも行けるんですね」ハゲで悩んでる人が聞いたら傷つくだろう。
これと同じように「車椅子なのに・・」などの発言は車椅子で悩んでいる人が聞いたら大きな傷をつけてしまうのが想像できるだろう?
その人らしく生きる...
コラム「バリアフリーと障害者」に関して、Konpitsuさんから、意見、感想、経験談を寄せていただきました。(2014/6/11)
障害者などを見て車椅子なのにえらいだの思ってしまいがちです。私もそうです。同情してしまいますが、きっと障害者の人からしたら余計なお世話なのかもしれません。自分の周りに障害者の人がいないのであまり接点がないため、テレビなどで見たり電車などで見かけると可哀想と思ってしまいます。でもそれは相手にとってダメなことなんですよね。障害者でも同じ人間だし、私よりも頑張っている人...
障害者などを見て車椅子なのにえらいだの思ってしまいがちです。私もそうです。同情してしまいますが、きっと障害者の人からしたら余計なお世話なのかもしれません。自分の周りに障害者の人がいないのであまり接点がないため、テレビなどで見たり電車などで見かけると可哀想と思ってしまいます。でもそれは相手にとってダメなことなんですよね。障害者でも同じ人間だし、私よりも頑張っている人...
コラム「バリアフリーと障害者」について、Miki Akamiさんから意見、感想、経験談を寄せてい
ただきました。(2015/4/10)
最近はバリアフリーと言う言葉も定着されて来ていますが、障害者や高齢者を連想させる言葉ですね。本来なら、囲いを無くし皆同じというような意味でバリアフリーということなのではないでしょうか。それが障害者や高齢者だけではなく、生きているすべての人々の心のバリアフリーでしょう。子供のイジメも、ママ友同士の争いも、貧富の差、職業差別、これらのことも同じではないでしょうか...
ただきました。(2015/4/10)
最近はバリアフリーと言う言葉も定着されて来ていますが、障害者や高齢者を連想させる言葉ですね。本来なら、囲いを無くし皆同じというような意味でバリアフリーということなのではないでしょうか。それが障害者や高齢者だけではなく、生きているすべての人々の心のバリアフリーでしょう。子供のイジメも、ママ友同士の争いも、貧富の差、職業差別、これらのことも同じではないでしょうか...
コラム「バリアフリーと障害者」について、Sakuyuさんから意見、感想、経験談を寄せていただきました。(2015/4/1)
学生の頃、特別養護老人ホームでボランティアしていました。認知症の方や、目や耳や足の不自由な方や内臓疾患の方もいました。その中のある方のおっしゃった「何でもかんでも助けちゃいけない。頑張っているんじゃなく、これが普通なんだから」というのが、当時の私に本当に理解できていたかどうかは分かりません。でも、すごく心に残る一言でした。私が車椅子に乗って、お年寄りに押していただくという...
学生の頃、特別養護老人ホームでボランティアしていました。認知症の方や、目や耳や足の不自由な方や内臓疾患の方もいました。その中のある方のおっしゃった「何でもかんでも助けちゃいけない。頑張っているんじゃなく、これが普通なんだから」というのが、当時の私に本当に理解できていたかどうかは分かりません。でも、すごく心に残る一言でした。私が車椅子に乗って、お年寄りに押していただくという...
コラム「バリアフリーと障害者」について、Takominさんから意見、感想、経験談を寄せていただきました。(2015/5/13)
障害者にとってのバリアとは、色々ありますが、つい物理的なバリアフリーにばかり目がいってしまいがちです。例えば段差がないかといった事ばかり考えてしまいますが、それと同時に心や制度のバリアというのも大きなバリアなんだという事を考えました。むしろ、そちらの方が大きいバリアなのでしょう。心の中に、障害者だからかわいそうとか、障害者だからムリといった気持が自分の中にないか、もう...
障害者にとってのバリアとは、色々ありますが、つい物理的なバリアフリーにばかり目がいってしまいがちです。例えば段差がないかといった事ばかり考えてしまいますが、それと同時に心や制度のバリアというのも大きなバリアなんだという事を考えました。むしろ、そちらの方が大きいバリアなのでしょう。心の中に、障害者だからかわいそうとか、障害者だからムリといった気持が自分の中にないか、もう...